期待される水素水の効果・効能
酸化ストレス関連疾患の抑制に有望
水素を高濃度に溶かし込んだ飲料水が、動脈硬化の進行を抑えて「隠れ心臓病」※2 の心筋血管障害の軽減に役立つことが、日本医科大学加齢科学系の太田成男教授らの研究で報告された。日本でも欧米と同様、血管病である心筋梗塞や脳梗塞は死因上位を占め、一向に減る気配がみられないなか、だれでも手軽に利用できる水素水によって、血管病の予防や健康管理のできることが話題を呼んでいる。
※2 糖尿病になると無自覚の不整脈や心疾患を抱えることが多くなる
心筋梗塞や脳梗塞につながる代表的な危険因子として、糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満、ストレスなどが挙げられる。これらは活性酸素が体内に過剰に発生している状態の「酸化ストレス」と密接に闘わり、最終的に心筋梗塞や脳卒中を引き起こすことが多い。
水素水の抗動脈硬化作用について、太田教授は基本的には「酸化ストレスを抑制し還元することにあり、その力は、他のどの抗酸化物質よりも効果的」と、水素水の効力を認めている。
ただ、たとえ水素水に動脈硬化の抑制効果があっても、水素水は現在のところ特定の疾患を治療するための医薬品ではない。「あくまで気軽に飲んで、知らぬ間に循環器病の予防や進展防止に役立たせることにあるのでは」という循環器病の専門医の声もある。水素水の効力を臨床応用で確認した梶山内科クリニックの梶山静夫理事長は「水素は抗酸化剤のビタミン類のように強い還元力がない代わりに、体内の代謝系を乱さないなどの安全性が、医学的に認められている」といい、水素水の日常的な利用を勧めている。
※Health Radar 引用