さまざまな効果を期待され、通販等でよく見かける水素水。
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「…それ、本当に水素が含まれているの?」

DIME 2013年9月号

小学館から出版されている情報誌「DIME」の2013年9月号に、水素水の特集が掲載されました。

水素水を摂取することで、二日酔いが軽くなったり疲労が軽減されるなどの驚くべき効果が得られるとされている。水素水とは、水素(H2)が溶け込んでいる水のことだ。なぜ水素水を飲むだけで、それほどの効果が得られるのだろうか。水素水の研究は長年行われていたが、注目を浴び始めたのは21世紀になってからのことである。

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水素水を摂取することで炎症を抑える効果やアレルギーに効果があったという研究結果もある。
他にも、パーキンソン病(発症原因が現時点では判明しておらず、根本的な治療方法も確立されていない病気)患者に水素水を摂取してもらったところ、症状が改善し進行抑制の効果も見られた。
もっとも、現在の研究ではなぜ水素水を飲むだけでこのような効果が得られるのかという理由については解明できていないという。ただし、副作用がないということは分かっている。

現在、水素水の研究者たちを悩ませているのがニセ水素水の存在だ。水素水が普及し始めるにつれて、インチキ水素水が出回り始めているのだ。
「水素が入ってますと謳っておきながら、効果が見込めないようなごく微量な水素しか含まれていないものもある。消費者庁も動いてはいるんですけどね」と太田教授は語る。

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間違いないのは、水素は消えやすいということだ。例えば「ペットボトルで売られている水素水には、まず水素は入っていない」と思ったほうが良い。
生産時には水素が入っていたとしても、水素の分子は非常に細かいためにプラスチックボトルから水素が抜け出てしまうためだ。水素水を購入するのであればアルミパックの方が確かだ。

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