さまざまな効果を期待され、通販等でよく見かける水素水。
このサイトは誰もが疑問に思う事を調べます。

「…それ、本当に水素が含まれているの?」

レッド・ハイドロゲン(Red Hydrogen)

rh_1201_1715※写真は6時間経過後

メーカー フリーダム株式会社
タイプ 固形、発生型
価格 1,058円(2個)
原材料 セラミック?Yahooショッピングにて赤土との表記あり
内容量 2個(使用期間30日/1個)
時間経過による酸化還元電位と水素濃度の変化
実測1回目 実測2回目
酸化還元電位(投入後11分経過) +289 +559
水素濃度(投入後11分経過) 0.2 0
酸化還元電位(投入後1時間経過) -442 +438
水素濃度(投入後1時間経過) 0.47 0
酸化還元電位(投入後6時間経過) -360 -
水素濃度(投入後6時間経過) 0.87 -
酸化還元電位(投入後24時間経過) -252 -
水素濃度(投入後24時間経過) 0.76 -

※1回目の実測の後、水道水で軽く洗浄し2回目の計測を開始しました

商品、公式サイト等には具体的な数値の記載が少なく、「11分経過後より水素が発生する」「酸化還元電位を-200mV以下にする」としか表記されていませんでした。また、水素濃度に関しては全く表記がされていませんでした。
水に投入してみると細かく小さな泡が出始め、表記の通り11分以降は水素が発生し続けているようで、1時間後、6時間後、24時間後の計測では酸化還元電位は一定以上のマイナス値でしたし、気になっていた水素濃度も検出できました。

と、上記の結果を得て期待していたのですが…
1回目の計測(10日間使用)の後、容器と製品を軽く流水で洗浄し2回目の計測を開始したのですが、残念な結果となってしまいました。2回目は、11分経過後も、さらに1時間経過しても水素濃度は確認できませんでした。
1回目の計測で期待以上の数値が確認できた為、かなり期待していたのですが…
その後、砕いて計測してみたりしましたが、水素の発生は確認できませんでした。

後日計測したところ、3日経過後も水素濃度が確認できました。
追記:
5日経過後でも酸化還元電位が落ちてきてはいますが、水素濃度は確認できました。
10日経過後に計測したところ、濃度、酸化還元電位は計測できるものの、数値はかなり落ちてきてしまいました。
さらに追記:
2回目(10日以降)では、残念な事に水素濃度は確認できませんでした。

数日後の溶存水素チェック!酸化還元電位測定
1回目の実測値
酸化還元電位(投入後3日経過) -202
水素濃度(投入後3日経過) 0.66
酸化還元電位(投入後5日経過) -169
水素濃度(投入後5日経過) 0.63
酸化還元電位(投入後10日経過) -108
水素濃度(投入後10日経過) 0.31
3~5日目の計測までは水素も確認でき、これで30日間も利用できるならばコストパフォーマンスも高く、利用シーンを限定すれば良い商品だなと期待していたのですが、以降の計測では水素濃度も落ちてしまい、水を入れ替えての計測では水素の発生が確認できないという残念な結果となってしまいました。水素水関連の商品としては、この計測結果を見る限りコストに見合わないと考えます。
利便性の面では、発生型の不便な点として、飲みたいときにスグには飲めないという点があります。作り置きしておくにしても、原料が水なので衛生面が気になります。また、原材料の表記も商品の付属品にはありませんでした。さらに、発生型の多くは他商品(特にアルミパウチ製品)に比べると味の点も気になります。飲料水の商品として買うのですから、個人的には上記のような点は特に重要視したいところです。

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